68年間の体験から、日本の貧困層は甘えていて貧困は自己責任とは、どうしても思えない

1991年生まれの吉川ばんびさんのコラム、『日本の貧困層は甘えてる、アフリカの子供を見ろと言う人たちの間違い』を読んで、若い人でも貧困は自己責任ではないと考えてくれる人がいるのだと、少し安心しました。 

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人の人生は運・不運に左右されている

年老いた珈琲豆焙煎屋は68歳で、長年、公的年金保険料も健康保険の保険料も、税金も支払い続けて来たわけですが、公的年金だけでは食べて行けず働き続けています。

珈琲豆焙煎屋の仕事が好きですから、健康であれば働いて稼ぎ続けることに何の不満も無いのですが、何らかの理由で働き続けることができなくなったらと考えると不安になってしまいます。で、そのような不測の事態は考えないことにしています。

長い人生、色々な事態と遭遇します。この年齢になると、人の人生は運・不運にものすごく左右されると納得できるものがあります。

人生の成功者たちは、運が巡って来た時に、その運を最大限に活用できた人たちだと思います。

 

貧乏からの脱出は・・・

1960年代、日本の国は高度経済成長の真っただ中だったわけですから、ある程度努力すれば、人の倍働けば、それなりの富を手に入れることができた時代です。

毎年・毎年、経済のパイが大きくなって行くわけですから、当然の成り行きだったと思います。

1970年代・1980年代、貧富の差が縮小して行った時代だったと思います。経済が成長していて、社会的な制度も整って来ていたわけですから、働く意思さえあれば、働いてそれなりの暮らしがエンジョイできる時代だったと感じています。

年老いた珈琲豆焙煎屋が脱サラした1990年代の初めころは、まだ、人の倍働けば、間違いなく人並みの暮らしができた時代でした。

1990年代の後半頃から、失われた10年、あるいは20年の時代が始まります。デフレ経済の結果として労働の価値が減少して、「働けど働けど我が暮らし楽にならず」の時代がやって来たのだと思います。

努力だけでは、なかなか貧乏から脱出できない時代になっているような気がします。

 

貧困問題の解決は政治・行政の仕事だと思う

AIの時代になって、一般的な労働の価値が減少を続けているのだと思います。だから、「働けど働けど、我が暮らし楽にならず」に陥る人が多くなって、経済格差が拡大しているのだと思います。

日本に住む誰もが、特別な技術・知識・経験を必要とする仕事に就けるわけではありません。そのような経済環境下で、「貧困は自己責任」と断じるのには無理があると思います。

例えば、年老いた珈琲豆焙煎屋の働き盛りだった頃の税制度と令和の現在の税制度は相当大幅に異なっていて、貯えに対する世間の考え方も異なっていたわけですから。

ということで、年老いた珈琲豆焙煎屋は、貧困問題の解決は政治行政の大事な仕事だと考えています。

 

年老いた珈琲豆焙煎屋の経験から

年老いた珈琲豆焙煎屋は、チコちゃんに怒られるような仕事の仕方とも暮らし方とも、あまり縁のない日々を送ってきたつもりです。問題意識をもってそれなりの努力を続けて来たつもりですが、68歳の高齢になっても働き続けなければ食べて行けない暮らしをしています。

で、何故なのだろうかと考えてみると、人の人生は、相当に「運・不運」に左右されているからだという結論に到達します。

家族が病気で倒れて介護が必要になれば、仕事に支障が出ます。最悪、働くことができません。自分の体調が芳しくなくても、同じです。そのような不運が重なって、働くことができなければ、貧乏へ一直線ということも有り得るわけです。

年老いた珈琲豆焙煎屋の場合、これまで蓄えて来た技術・知識・経験という財産を持っているので、紙一重のところで何とか踏みとどまっています。

 

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国民年金満額で毎月6万5000円くらいの年金ですから、当然、年金だけでは食べて行けません。40年近く、まじめに働いて公租公課を支払って来たわけですから、これを自己責任で片づけるのには疑問を感じます。

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エカワ珈琲店の自家焙煎コーヒー豆には、年老いた珈琲豆焙煎屋のこれまでに蓄積して来た経験・知識・技術が詰まっています。是非、一度試してください。

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年金だけでは食べて行けない、だけど、幸運にも珈琲ブームの真っただ中で商売を営むことができています。