66歳、年金だけでは・・・

老骨に鞭打って働いています。ただし、年齢相応の働き方ということで、徐々に労働時間(量)を減らしながらですが

 

 

1960年頃の商店街と個人商店

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1960年(昭和35年)頃の日本、高度経済成長の前夜で、貧富の差が大きくて、貧乏な人が数多く存在していた時代です。その時代、貧乏な人が自営業を営むのは、資金的な理由からものすごく難しいことでした。

 

店舗を構えて商売を営めるのは資金的に余裕のある人たちだけで、特に、商店街で商売を営むとなると相当な資金が必要になるわけですから、相当な財産を所有する人たちだけの特権でした。

当時の銀行は、財産と保証人が無ければ、商売に必要な資金を融資しなかったわけです。

 

商店街で店を構えて、商売を営める人の数が限られていたので、高度経済成長前半の時代、商店街の商店では店頭に商品を並べて置くだけで飛ぶように売れたわけです。

高度経済成長によって、日本中の勤労者の所得が増え続けていたのですから、当たり前の現象だったのだと思います。

大きな貧富の差が存在していて、それが参入障壁となって、商店街の商店が栄えていたのだと理解しています。

 

当時の日本は、発展途上の低所得の国だったわけです。

その後、高度経済成長の進行に伴って、大規模製造業が隆盛を極め、貧乏な人の数が減少して、規模の経済が支配する中所得の国に変っていきました。

大量の勤労者が、ほどほどの所得を手に入れるようになって、その部分をターゲットとした大手・中堅の流通小売事業者が台頭して来てきました。

 

その結果として、規模の経済に太刀打ち出来なかった商店街の個人商店は、衰退して行きました。企業としての小売業と規模の経済、その相性が大変良かったのだと思います。